【重要なお知らせ】 「天空×大冒険 ソラカケル」は2025年11月3日(祝)をもって営業を終了いたしました。16年間のご愛顧に心より感謝申し上げます。

【第2回】対話とは、答えを出すことじゃない

/──背景を聴き合うことで、関係性が動き出す

チェックインを経たあと、
場には不思議な静けさが生まれたり、その後の対話に活気が生まれたり、

自分に正直になれたり様々なエネルギーが立ち上がります。

急いで話さなくていい。
正解を言わなくていい。

そんな前提が、共有されている状態です。

ソウルメイトが大切にしている対話は、
意見をぶつけ合うことではありません。
議論に勝つことでも、結論を急ぐことでもない。

「なぜ、そう感じているのか」を聴き合うこと。

以前、幼稚園のチームビルディング研修で、
チェックインの時間に、

職員の皆さんが休日であっても、
園児のことを思いながら
「あれをしたら喜ぶかな」
「これが成長につながるかな」
そんなことを考えて過ごしていることを楽しそうに話してくれました。


その後園長先生(女性)がぽつりぽつりと話はじめました。

「私、ずっと一人で園を背負っている気がしていました」

そして続けて、

「どうして思い通りに動いてくれないんだろう?」って思ったり、

「出来ていない事ばかり見ていたけど、みんながこんなに園や園児のことを思ってくれているなんて…」その瞬間、園長先生はホロホロと涙を流されました。

「私、ひとりじゃなかったんですね」

その言葉を聴いたとき、
周りの職員さんたちも静かに涙ぐんでいました。

それまで誰も、
「園長先生が一人で背負っていた」
という感情を言葉にしていなかった。
でも、対話の場でそれが置かれた瞬間、
全員が同時に理解したのです。

対話は、
何かを決めるためにあるのではありません。
理解が深まることで、関係性が変わる
それが、対話の本質だと思っています。

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