──関係性が変わったとき、人は自然に動き出す
対話のあと、
よく聞かれる質問があります。
「で、何を変えればいいんですか？」
でも、あの幼稚園の研修では、
特別なルールを決めたわけでも、
新しい目標を掲げたわけでもありませんでした。
それでも、確実に変化は起きました。
園長先生に声をかけるタイミング。
相談の仕方。
「大丈夫ですか？」という一言。
誰かに言われたからやったのではない。
研修で決めたから守ったのでもない。
関係性が変わった結果、
自然と行動が変わっていったのです。
行動変容は、
「変わろう」と決意した先に起きるものではありません。
人が安心し、理解され、
自分の影響力を感じられたとき、
行動は内側から立ち上がってきます。
チェックインで状態が共有され、
対話で背景が理解される。
そのプロセスを経たあとに、
行動変容は“結果”として現れる。
ソウルメイトが目指しているのは、
人を変えるプログラムではありません。
関係性が動き、
結果として行動が変わる場づくりです。
三部作の最後に、
僕はいつもこの言葉に戻ってきます。
「過去と他人は変えられない。変えられるのは未来と自分だけ」
相手を変えようとせず、相手を理解しようと自分が変わることで、
関係性が変わる。
そして、関係性が動いたとき、思考が変わり
人は自然に動き出す。
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